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ブログ・コラム「高気密・高断熱」という言葉は、今やどの住宅会社のホームページにも書かれています。でも、その数値は本当にあなたの家でも再現されるのでしょうか。カタログに載っているC値と、実際に建った家のC値が違う——そんな話を聞いて、不安になった方もいるかもしれません。この記事では、気密性能の「カタログ値」と「実測値」の違い、そして松村デザインが全棟で気密測定を行っている理由を、実際のデータとともにお伝えします。
目次
C値(相当隙間面積)とは、家の延床面積に対してどれくらいの隙間があるかを示す数値で、小さいほど気密性が高いことを意味します。多くの住宅会社が公表しているC値は、モデルハウスや過去複数棟の平均値、あるいは設計上の計算値であることが少なくありません。
一方で、気密性能は「気密測定」という専用の機械を使い、完成した建物1棟ごとに実際に測って初めて分かる数値です。同じ図面、同じ工法で建てても、大工さんの手作業による気密テープの貼り方や配管まわりの処理次第で、実測値には差が出ます。つまり「平均C値0.18」という数字だけを見て安心するのではなく、「その数値がどうやって出されたものか」を確認することが、家づくりの比較検討ではとても大切です。
気密性能は、図面の性能ではなく現場の性能だからです。どれだけ優れた工法や部材を使っても、施工の精度が伴わなければ数値は安定しません。
家の隙間は、壁や窓そのものよりも、配管・配線が壁を貫通する部分、気密シートの継ぎ目、サッシまわりなど「取り合い」と呼ばれる部分に集中して発生します。この取り合い部分の処理は、職人の技術と丁寧さに大きく左右される、いわば「手仕事」の領域です。
そのため、同じ会社・同じ工法であっても、現場によって、また同じ現場でも棟数を重ねるごとに数値がばらつくことがあります。だからこそ、「うちは高気密です」という言葉だけでは、その家1棟の品質は分からないのです。
松村デザインでは、モデルハウスや代表的な事例だけでなく、お引き渡しする全ての住宅で気密測定を実施しています。理由はシンプルで、性能は「その家で実際にどうだったか」でしか証明できないからです。
SW工法をはじめとする高性能な仕様を標準採用していても、測定して数値を確認しなければ、それは「たぶん高気密なはず」という推測に過ぎません。松村デザインでは、施工中・完成後の現場で気密測定を行い、その様子をブログでも公開しています。
全棟測定には手間もコストもかかります。それでも続けているのは、寒冷地である北信エリアで、冬を暖かく、光熱費を抑えて暮らすためには、気密性能の「実測による裏付け」が欠かせないと考えているからです。
結論から言うと、C値0.18は「良い材料を使ったから」出た数字ではありません。「職人の腕」と「丁寧な施工」があって、初めて出る数字です。ここが一番お伝えしたいポイントです。
松村デザインの2023年実績は、平均UA値0.32、平均C値0.18でした。C値0.18をイメージで言うと、家中のすき間を全部集めても、ハガキ1枚より小さいくらいの広さしかない、ということです。しかも1棟だけの数字ではなく、実際に建てた住宅の平均値です。
UA値は、断熱材や窓など、使う建材の性能で数値が決まりやすい項目です。良い断熱材・良い窓を選べば、ある程度の数値までは材料の力で届きます。
一方でC値は、施工する職人の技術がそのまま数値に表れます。気密シートの貼り方や、配管・配線まわりのすき間処理など、細かい手作業の積み重ねでしか数値は上がりません。実は、国が定める省エネ基準で評価されるのはUA値だけで、C値は基準の対象外です。だからこそ、C値をあえて公表していない会社も少なくありません。0.18という数値は、材料だけでは出せません。現場の丁寧さがあって、初めて届く数値なのです。
最近は、リフォームで気密性能を上げたいというご相談も増えています。ただ、すでにある壁や床を壊さずに気密ラインをつくり直すのは簡単ではなく、リフォームではC値1.0を切ることさえなかなかないのが実情です。松村デザインでは、そのリフォームでもC値1.0を切る数値を実現した実績があります。
更に、そう考えると、新築の時点で全棟平均0.18という数値を安定して出せていることは、松村デザインの施工力の裏付けだと言えます。
北信エリアやその周辺で「高断熱」を謳う住宅会社は、松村デザイン以外にも複数あります。ただ、C値やUA値を具体的な数値として公表している会社は、実は限られているのが実情です。
松村デザインの気密性能が気になる方は、お気軽にご相談ください。